池井戸潤さんの小説をドラマ化した
阿部寛さん主演のドラマ
『下町ロケット ヤタガラス』の
「ヤタガラス」ってどんな意味なのでしょうか?
どんな「硝子」なんだろうと思っていたのは私だけでしょうか?
という訳で、「ヤタガラス」について調べてみました。
「ヤタガラス」とは?
下町ロケットのヤタガラスは、
「硝子」ではなく「烏」です。
「八咫烏(やたがらす)」というカラスで、
日本神話において、
初代天皇の神日本磐余彦(神武天皇)が
日向国(宮崎県)から大和国(奈良県)への
神武東征(天下統一)際に、
高皇産霊尊 (タカミムスビ)の神 によって
神武天皇のもとに遣わされ、
熊野国 (和歌山県南部と三重県南部) から
大和国(奈良県)への道案内をしたとされ、
導きの神として信仰されているカラスです。
和歌山県田辺市本宮町本宮にある熊野本宮大社には
「八咫烏」が祀られています。
「八咫烏」の咫(あた)は長さの単位で、
親指と中指を広げた長さ、約18㎝のことであり、
八咫は約144cmとなり、
「八咫烏」はかなり「大きいカラス」ということになります。
また、
画像を見て気づかれたかもしれませんが、
三本足の「八咫烏」は
日本サッカー協会のシンボルマーク
および日本代表エンブレムの意匠として
用いられていますよね。
八咫烏がなぜ三本足なのかについては諸説あり、
八咫烏の三本の足はそれぞれ
天(天神地祇)・地(自然環境)・人を表し、
神と自然と人が、
同じ太陽から生まれた兄弟であるという説や
かつて熊野地方に勢力をもった熊野三党、
榎本氏、宇井氏、藤白鈴木氏を表すという説があります。
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まとめ
『下町ロケット ヤタガラス』では、
準天頂衛星「ヤタガラス」が
無人農業ロボットの走行精度を上げてくれます。
宇宙に打ち上げられている
「GPS衛星(ヤタガラス)」が
無人農業ロボットの道案内してくれる・・・
「道案内をしたヤタガラス」にかけているのだと思います。
私はドラマの放送が終わるまで
「ヤタガラス」が烏(カラス)だとは思ってもみませんでした(笑)
ちなみに、
実際に打ち上げられている
準天頂衛星は「みちびき」と言います。
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